先日、猫ちゃんの飼主さんとお話をしていた時のことです。
「時々お外に出してあげたほうがいいのでしょうか?」と聞かれました。詳しく話をきいたところ、知人の方から“家の中にいるばかりではかわいそうじゃない?”と言われたとのこと。
確かに、私たちは外出したり人と会ったりして様々な時間を過ごします。それに比べて毎日自宅の中だけで過ごすのは、可哀想と思うかもしれません。
でも、猫ちゃんにとってお外は危険がいっぱいです。
他の猫と喧嘩をすれば怪我をします。病気をうつされることもあります。猫エイズ・猫白血病といったウイルスは、その子の猫人生にも関わってきます。
交通事故に合うこともあります。動物には交通ルールなんてありませんから・・・。
人に慣れている子の場合、知らない人が飼い猫と知らず連れ去ってしまうこともあります。
毎日、あちこちの保健所に交通事故の猫や捕獲された猫が持ち込まれています。その中にはもしかしたら飼主さんがいる猫もいるのかもしれません。でも、迷子札やマイクロチップがなければ、飼主さんが探し出してくれるのを待つしかないのです。
猫ちゃんには縄張り(テリトリー)という自分の生活範囲が決まっています。その中で暮らしていれば穏やかであり、ストレスも少なくなります。
出来ればおうちの中をテリトリーとして、おうちの中で可愛がっていただきたいと思います。その分おうちの中で猫が過ごしやすいように工夫してあげてください。
たくさん遊んでたくさん声をかけて、愛情を注いであげてください。それだけで十分猫ちゃんも幸せに過ごせると思います。
室内でもいろんなものをおもちゃにして楽しく遊ぶことが出来ます。
たまに、見ていても何が楽しいのかさっぱり理解できない遊びもありますけど、そこがまた可愛かったりもして(^^)